Xamarin.iOSでiTunes Connectに申請するために必要なプロジェクト設定について記載します。
Visual Studioにおいて、プロジェクトのプロパティから設定します。

iOS Build

「Advanced」タブからCPUアーキテクチャを設定します。
64ビットをサポートしないとApple社に申請できないので他を選択する事はないでしょう。
バイナリサイズが大きくなるので、デフォルトのままで良いと思います。

・Supported Architecture
   

以下から選択します。
・ARMv7 + ARM64(デフォルト)
・ARMv7s + ARM64
・ARMv7 + ARMv7s +  ARM64
・ARM64(iPhone5がサポートされなくなればこれだけでOK)

・Use LLVM optimizing compiler 
  LLVMを使用する場合に設定します。
Thumb-2は問題を起こすことが多いので個人的には使ってません。


iOS IPA Options

プラットフォームを「iPhone」、構成を「AppStore」に変更します。
「Build ad-hoc/enterprise package (IPA)」にチェックを入れます。
「Include Artwork in IPA」のチェックは必ず外しておきます。

どちらかと言うとこれはバグ対応で、アプリをビルドするとiTunesMetadata.plistが生成されます。
その場合、ある時期からApple社にバイナリを提出するApplication Loaderで以下のエラーが発生するようになりました。
「ERROR ITMS-90047: "Disallowed paths ("iTunesMetadata.plist") found at: プロジェクト名」

これを防止するためにIPAとしてモジュールを生成し、IPAファイルをApple社に提出するようにします。


iOS Bundle Signing

リリース向けのProvisioning Profileを選択します。
Automaticのままだと何が選択されているのかわからなくて怖いので、手動で指定するようにしています。


iOS Application

アプリケーションの情報やアイコン等を設定します。
構成やプラットフォームが選択できますが、共通なので変更する必要はありません。

iOS Application Target

基本的にXcodeと同じです。
以降、DevicesでiPhone/iPodを選択した場合の画面を示します。

・Application name 
     iTunes Connectに登録した(登録予定の)アプリ名
・Identifier 
  iTunes Connectに登録した(登録予定の)Apple ID
・Version 
  ユーザ視点でのバージョン
(アプリ内で表示しない限り実質的に意味を持ちません)
・Build 
  iTunes Connectの申請でチェックされるビルド番号
・Devices 
  対象デバイス(iPhone/iPod, iPad, or Universal)
・Deployment Target 
  サポートする最小のiOSバージョン
・Launch Storyboard
  Resourcesフォルダに配置したスプラッシュ画面のcsファイルのないストーリーボードを指定
iOS7以降から使用可能


Application NameとIdenitfierがiTunes Connectと異なると、Apple社への申請でエラーになります。
(開発中は適当な値でOK)

VersionとBuildは同じ番号でも良いですし、別の番号でも構いません。
ただ、BuildはApple社へのアプリ提出で前回より大きい値でないとエラーになるので、複数回の登録を見越して別番号とし、提出の都度カウントアップします。


起動画面のストーリボードは自由に定義して構いませんが、iPhone6 Plus等の複数画面に対応するために「Enable Size Classes」を選択し、制約を使ってレイアウトすると良いでしょう。


iPhone/iPod(iPad, Universal) Deployment Info

Devicesで選択した対象によって指定する対象が変わります。
通常はサポートするデバイスの向きのみ選択すれば問題ありません。


iPhone icons(universal icons, iPad icons)

Dployment Targetが7.0以上の場合、Retinaディスプレイのみが対象となります。
その場合の必要なアイコンは以下の通りです。
画像はpng形式です。

・App icons(ホーム画面)
     120x120px
※PrerenderedはiOS6以下が対象なので使ってません。
・Spotlight & Settings Icons(アプリ検索や設定画面で使用) 
  80x80px
・iTunes Artwork 
  使用しない
(iTunes Connectで登録する)
・Launch Images(起動画面) 
  未使用
(iOS7以降はストーリーボードの使用を推奨
GUIではiPhone6には対応できません)


アイコンは角がある状態を使用し、表示される際には自動的に丸められます。


Launch Imagesはストーリーボードを使用するので基本的には使用しません。
以下のように画像を指定する事もできますが、iPhone6以降に対応できません。


アイコンを登録した後にプロジェクトのファイルを見てみます。
プロジェクト内の適切な位置に、適切なファイル名で配置してくれています。


他にも項目はありますが、Mapやアプリ内課金等をしなけれ上記のみで問題ありません。


iPhone6 Plus対応(手動での追加設定)

iPhone6 Plusへの対応は、現時点ではGUIでは対応できません。
アプリケーションのアイコンファイルをResourcesフォルダ配下にビルドアクションをBundleResourceとして配置します。
・Icon-60@3x.png(180x180px)
・Icon-small-40@3x.png(120x120px)

 

次に、Info.plistファイルを「アプリケーションを指定して開く」で「ソースコード(テキスト)エディター」で開きます。
改行コードをCR+LFに変更するように聞かれますが、変更して構いません。
Macの改行コードはLFですが、CR+LFでも問題なく動作します。

以下のように変更します。

<array>
  <string>Icon-60@2x.png</string>
  <string>Icon-60@3x.png</string>
  <string>Icon-Small-40@2x.png</string>
  <string>Icon-Small-40@3x.png</string>
</array>

起動画面はストーリーボードを使用しているので、以上でiPhone6 Plusに対応できます。

※注意※
 Info.plistファイルはGUIで変更すると上記設定も上書きされます。